あれほど我慢したのは記憶にない。 | ある意味、独り言。

あれほど我慢したのは記憶にない。

この前、西新宿の大久保よりで知人と2人で歩いてた時ですよ。

前方から朝青龍クリソツの妙齢の婦女子がコッチに向かって
歩いてくる訳。電話しながらね。

そんな愛くるしい婦女子。しかもミニスカート。ヘソ出し。

っつーか。見事な腹出し。

加えてサンダルを地面に引きずりながらの見事な
関取歩き。家元級。

拒否権が認められるのなら是非発動して視界から消したかった
んですがそんな婦女子が目の前に来ちゃったら間違いなく
「すげー」って感想をこめて凝視しちゃうのが普段の俺です。
知人も察知してかとたんに俺等の挙動はぎこちなく沈黙しました。

もう、十分だ。ありがとうございました。お腹いっぱいなんで
早く開放してください。みたいな。

しかし未だ俺との距離は数十メートル。

距離は十分なんですが聞こえるんでよ。電話の会話が。

「アタシを切れさせたら、たいしたモンっすよ!」

騒音もソコソコある訳ですよ。大都会新宿な訳ですよ。
でもソノ使い古された小力ネタは明瞭に聞こえてくるほどの
音量ですわ。聞き飽きたネタですが破壊力十分ですよ。

も、俺も知人もうつむいてます。限界なんです。
距離にして10メートル切ってます。ちらっと見ると
上45度。空を見ながら電話中。クリスチャーノロナウドばり。

「アタシを切れさせたら、たいしたモンっすよ!」

なに?なに?聞こえなかったの?電話の相手。バカ。
ちゃんと聞いてやれよ。2回も言わせんなよ。

臨界点突破してます。肩、震えてます。息できないから早足ですよ。
マジで息できないぐらい我慢ですよ。もし笑ったとしたら。

よくても血を見ます。ええ。

決勝進出を当てた俺の予想です。リアルです。

その婦女子とすれ違って数秒。恐る恐る振り返ったら
どこに消えたのかその巨体は見えませんでした。

都会って本気で恐ろしい。殺す気か?っつーの。