南アフリカに向けて再開です。 | ある意味、独り言。

南アフリカに向けて再開です。

38歳で独身で他に手に職がない極楽・山本の今後がちょっと不憫ですわ。

そんな訳でJリーグJ1再開でオシムさん早速視察開始。
事実上の始動ですな。

って。
ドイツ大会の総括はどーなったの?JFAよ。

そんな訳でジーコジャパンのドイツ大会、ふと思い出したら
どーしても書きたいコトが出てきちゃった。今更ですが。

それは

ジーコジャパンのキーワードは「自由と創造性」です。
試合が始まれば選手のもの。3試合2得点7失点は
選手のポテンシャルの結果なのか?
ヒディング、リッピなどいわゆる名将以外でも
監督の采配は本当に試合が始まってしまえば
あまり関係ないんか?と考えた訳。

大会を迎えるにあたって選考メンバーは基本的に
1ポジションに2名。4-4-2の選考でしたわ。

初戦。

事前のマルタ戦で散々だったコトを踏まえたのかどーか
3-5-2で開始。ジーコの最大の特徴なんだけど4-4-2で
うまくいかないと次試合は3-5-2。で、ダメなら4-4-2の
繰り返しでしたな。本戦に入ってもソレは変わりません。

中村のセンタリングがそのままゴールする訳だけど
終始中盤を省略気味のオーストラリアに福西と駒野を含めた
事実上5バックは引きまくり。中盤の広大なスペースを
オーストラリアは次第に活用しますがなんとか食い止める日本。

まー。全体としてはこんな感じ。

引いて守るのも戦術なんでそこは突っ込まないとして
引いてる場合はマークの徹底はデフォ。なのに向こうのキーマン
ビデゥカには明らかにだれがつくか徹底してない。

つまり「引いて守る」のは約束じゃない
苦しいから結果として下がってしまった。

後半開始からDFラインに吸い込まれてた福西さげて
稲本投入。明らかにDFライン前でスペースを与えない
ための処置ですが3バックになってもラインは引いてました。

なんとか持ちこたえてる現状の守備を疎かにして攻撃的に
した訳です。で、前線でオーストラリアのロングボールを楽にあげさせて
た柳沢を下げて小野投入。

これで中田が上がる訳ですがすかさず同点にされた訳で
その時点で小野も前線に行ってる。
つまりあえて細かくゆーと2失点時は3-2-4-1。前半は5-0-3-2で
なんとか凌いでた訳。

小野投入で逃げ切りたいのか追加点を狙うのか明確でない。
混乱してるのがよく分かりますわ。

逆転されロスタイムに茂庭さげて大黒投入ですが
これを見て小野が少し下がります。
4-4-2だぞ。と。状況が状況。当たり前だけど
攻撃に行くぞと。統一された訳ですが

残り2分。
動くには致命的に時間がない

大黒投入とはすなわち負けてる時の起用しか
ない訳で、この時点では4-4-2もへったくれもありませんわ。
ロングボールを使った放り込み以外出来ないのに
三都主、駒野も下がり目です。

パワープレーの約束がない

結果、のこり1分でダメ押しの3点目を決められ敗戦。
続くクロアチア、ブラジルで4-4-2で行ってGL最下位で敗退な訳ですが


ある意味オーストラリア戦に向けて1ヶ月準備した試合で
こーも無策なのかと。れーせーに振り返ってみたら唖然と
した訳です。

完全に自由にやれと言われれば
攻撃好きな選手は攻撃に行きますよ。
FWは汗かきより前線で張ってシュートチャンスを待ちますよ。
守備的な選手は失点怖くて引きますよ。

こー整理してみると断言できるのが

ジーコは監督ではなかった。

これに尽きます。監督が占める割合はやっぱり
大きいと。当たり前ですが再認識した訳です。

オフトからトルシエまでを断絶して判った壮大な実験でしたな。
オシムで取り返してほしいと本当に願いますわ。